【Twitter】ツイートの「許可なし」引用・転載について

 前述の通り、Twitter広報の見解は「Twitterの規約上、問題ない」というもの。「無断転載ではない」派の主張通り、確かにBuhitterの利用方法は、規約上は問題ないといえます。
「勝手に転載しないで!」イラストまとめサービス「Buhitter」が大炎上 → Twitterは「規約上問題ない」 - ねとらぼ

「Twitter広報の見解」が、ねとらぼというネットメディアに掲載されたというのは、個人的には権利関係がはっきりしてよかったのではないかなぁと思う。よく問題になるので・・。

個人的な感触だと、削除にさえ応じたら、訴えられるリスクは限りなく低いと思う。

Twitter規約と著作権はどっちが有効なのか?!

一審判決で東京地裁は「RTは著作権を侵害しない」と判断し、RTしたユーザーの情報開示請求は退けたが、控訴審判決で知財高裁は、「RTにより画像が改変されたことが著作者人格権の侵害に当たる」と判断し、RTしたユーザーの情報開示を認めた。


 この判決についてネットでは、「画像入りツイートをRTするとトリミングされて表示されるのはTwitterの仕様なのに、RTしたユーザーが『画像を改変した』とみなされるのは厳しい」「判決が確定すれば、画像を気軽にRTできなくなる」などと否定的な反応がある一方、「RTで画像がトリミングされることはRTした人には分かっていたはずで、妥当だ」「法律論としては理解できる」という反応もある。
「RTで画像自動トリミング、著作者人格権侵害に当たる」 知財高裁判決、Twitterユーザーに衝撃 - ITmedia NEWS

著作者人格権というのは便利かもと思う。

「勝手に転載しないで!」イラストまとめサービス「Buhitter」が大炎上 → Twitterは「規約上問題ない」 - ねとらぼ

Twitter規約上で問題ないことと法律的に問題ないことは必ずしもイコールではないので、訴えれば勝つ可能性はあるよね。

2018/08/04 03:50
法律的に問題ないかは、Twitterの規約上問題ないこととは別だというのはその通りだと思う。

無断引用・転載について

1.ツイートは、ツイート全文を引用?する形になるので、転載とかわりない
2.画像も引用が可能だが、画像全体になるので、転載と見分けつかない
3.引用自体は、許可なし(無断)で可能です
4.許可なしで引用することも可能だが、許可を取って引用してもよい
5.転載は許可なし(無断)では著作権法的にはできない
6.許可なし転載できるのは、Twitter規約があるからである
7.Twitterの利用規約とは別に、著作権法も有効である
8.著作権者人格権は放棄、譲渡できない

話がいろいろ混ざるので、箇条書きでまとめてみました。

ツイートの「許可なし」引用・転載に対抗するために

1.Twitter規約の削除を持ち出す
2.著作権者人格権に抵触する可能性について訴えてみる

1.Twitter規約の削除を持ち出す

C. ユーザーの管理とプライバシーを尊重する
3.Twitterコンテンツが削除された場合、保護対象となった場合、またはその他の方法で凍結、保留、変更、またはTwitterサービスから削除された (位置情報の削除を含む) 場合には、開発者は必要に応じてかかる当該Twitterコンテンツを可及的速やかに (ただし、適用法令および規制で禁止されている場合、またTwitterの書面による許可がある場合を除き、いかなる場合もTwitterまたはTwitterのユーザーから当該Twitterコンテンツに関する依頼を受けてから24時間以内に)、当該Twitterコンテンツを削除または変更するためにあらゆる合理的な努力を行うものとします。

TwitterのAPIを利用している限りは、この規約を守らないといけないので、対応する一番簡単な方法はこの部分を利用することです。ただし、ツイートを削除した場合には、該当コンテンツも削除しないといけないという話だと思うので、その点だけは注意したほうがよいと思います。

これ守らないと規約違反になるので、逆にTwitterAPIが使えなくなるはずですが、実際のところTwitter社がどこまで対応するのかは不明です。

2.著作権者人格権に抵触する可能性について訴えてみる

著作者人格権
・公表権
・氏名表示権
・同一性保持権
著作者にはどんな権利がある? | 著作権って何? | 著作権Q&A | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

(4)名誉声望を害する方法での利用を禁止する権利(著作権法第113条6項)
著作物(作品)が著作者の名誉を害するような方法で使用されることを禁止する権利です。
例えば、クリエイターが作品を「性風俗営業の広告に利用されたくない!」と思う場合に、そのような使用を禁止する権利が、「名誉声望を害する方法での利用を禁止する権利」です。
著作者人格権とは?わかりやすく解説|

参考

教えて詳しい人!バズったイラスト付きツイートをTwitterの規約に沿ってまとめているサイト・Buhitterは問題なのか - Togetter
Buhitterこわい!無断転載ゆるせない!という人、落ち着いてまずこの解説マンガとその後のやりとりを見てみて - Togetter

補足1:ツイートの二次利用

当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。
Twitter サービス利用規約


 ねとらぼをはじめ、多くのメディアは “マナー”として投稿者に許諾を得ていますが、Twitterのルール上は、条件付きながら自由に利用が可能であると知っておきましょう。
ツイートの二次利用はどこまでOK? 知っておきたい「利用規約」の読み解き方 (2/2) - ITmedia NEWS

補足2:「ツイートをサイトに埋め込む」機能

写真が勝手に記事で使われた - 窓の杜

 前項で先生は、Twitterが公式で用意している『ツイートをサイトに埋め込む』機能を使って他のウェブサイトへ載せた場合は、Twitterの利用規約に基づいているので問題ない、という説明をしました。その根拠について確認してみましょう。

 Twitterのサービス利用規約(発効日:2014 年9月8日)「5.ユーザーの権利」には次のような記述があります。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿、表示することをもって、媒体または配布方法(既知のまたは今後開発されるもの)を問わず、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配布するための、世界的な非排他的ライセンスを(サブライセンスを許諾する権利と共に)当社に対して無償で許諾するものとします。

 冒頭に、投稿したコンテンツの著作権は投稿者自身にあると書かれていますが、世界中で二次利用できるライセンスを無償でTwitterに対し許諾することになるとも書かれています。また、Twitterが認めた相手であれば、Twitterと同様に無償で二次利用できます。
〈コラム〉Twitterのサービス利用規約 - 窓の杜

「ツイートをサイトに埋め込む」機能もTwitter APIと呼ぶのかどうかは不明ですが、こっちも同じ扱いのようです。

補足3

例えば上記はNational Geographicの投稿を埋め込みシングルツイート機能を利用しているものです。
この時、僕はこのツイートに含まれている写真を例えば写真集として勝手に発売したりといった、著作権を持っているかのように利用することは出来ませんが、ツイートを埋め込み表示することは出来ます。

これはなぜかというと、利用規約にあるようにTwitterが保持する「コンテンツを他の媒体やサービスで配給」することを「その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれている」からです。
そして僕はTwitterが提供する埋め込みシングルツイートという機能を介して追加的に使用していることになります。
残念ながら、現在のTwitterユーザーの中には体感ですが少なくない割合でこのことを理解できていないように感じます。
Twitterの規約改定における「共有」と「無断転載」について - Damonge Tech

無知な人に、削除を要請されたらトラブルを避けたいのなら削除すればよいですが、「利用料請求」されたときは、支払いに応じることはできませんという話をして、該当部分は削除しますという感じに個人なら対応するのがトラブルに巻き込まれにくい気がします。

まあ、埋め込み機能を使わなければ、トラブルに巻き込まれないっていう話は別にありますが・・。



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